中村 拓也
組込みエンジニア
大手メーカーで組込みシステムの開発に15年従事。Arduino・Raspberry Piを活用した自作IoTデバイスの制作実績多数。電子工作の基礎から応用まで、実務経験に基づいた解説を得意とする。
中村 拓也の記事 (10)
安定化電源の選び方|電子工作向けDC可変電源と使い方
安定化電源とは、電子工作で電圧を任意に設定できるだけでなく、電流を制限して部品を守れる可変DC電源である。ワークショップで持ち込まれる失敗の大半が、電源を電圧源としてしか使っていなかったことに起因していたため、まず押さえるべきは「電圧を変えられる箱」ではなく「電流を制御できる箱」だという点になる。
EasyEDAで基板設計|回路図からJLCPCB発注まで
EasyEDAは、ブラウザだけで動く無料のPCB設計ツールで、回路図からPCBレイアウト、部品ライブラリ、JLCPCBへの発注までをひとつにまとめたサービスです。ArduinoやESP32でブレッドボード試作までは進めたものの、オリジナル基板の設計と海外PCB業者への発注で足が止まる場面でも、
I2C・SPI・UARTの違い|電子工作の通信選び
I2C、SPI、UARTは、マイコンにセンサーやディスプレイをつなぐときにまず候補に上がるシリアル通信方式である。どれも1ビットずつ順番に送る点は同じだが、I2CはSDAとSCLの2本で多数のデバイスをまとめ、SPIは高速転送を優先して、UARTは1対1の単純な配線で扱いやすさを取る。
ラズパイ+PCA9685で複数サーボ制御|二足歩行ロボット自作
PCA9685は、ラズパイのI2C 2本だけで最大16個のサーボを扱える16チャンネルPWMドライバで、二足歩行ロボットの土台を組むときにGPIO直結の弱点をきれいに避けられる部品です。
ワイヤーストリッパーの使い方|被覆剥きのコツと調整
ワイヤーストリッパーは、電線の被覆だけを切り、芯線を残して剥くための専用工具です。ワークショップでは、受講者がニッパーで被覆を剥こうとして芯線を半分切ってしまい、通電しない場面を何度も見てきました。
M5Stack入門|はんだ付け不要で始めるIoT電子工作
M5Stackは、約5cm四方のケースにESP32マイコン、カラー液晶、3ボタン、スピーカー、Wi-Fi/Bluetoothまで詰め込んだ小型開発デバイスです。電子工作で最初に立ちはだかるはんだ付けとブレッドボード配線を飛ばせるので、ArduinoやRaspberry Piのように部品を自分でつなぐ前提から、
ラズパイでレトロゲーム機を自作|RetroPie導入
RetroPieは、Raspberry Pi上で動く無料のレトロゲームOSで、ファミコンからプレステ世代までを1台で遊べるようにする仕組みです。標準で50以上のゲーム機やPCに対応し、Raspberry Pi本体・microSDカード・USB-C電源・HDMIケーブル・コントローラーの5点から始められるので、
Raspberry Pi 5でできること15選と旧機種の性能差
Raspberry Pi 5は、Cortex-A72 1.5GHzからCortex-A76 2.4GHzへ刷新され、Pi 4では「一応動く」止まりだったブラウジングや常用デスクトップを、実用域へ押し上げた世代です。
ESP32を電池で長く動かすDeep Sleep設定
ESP32は、Wi-Fi送信で80〜250mAを消費する一方、Deep Sleepでは10μA前後まで落とせる、電池駆動の伸びしろが極端に大きいマイコンです。2016年に登場して以降、屋外センサーや小型IoTでよく使われてきましたが、寿命を決めるのは瞬間の電流ではなく平均電流であり、
ワイヤーストリッパー おすすめ6選|電子工作の選び方と比較
ワークショップでは、ニッパーで代用してより線の素線を数本切ってしまい、組んだ直後は動いても少し触ると接触不良になる失敗を何度も見てきました。そんな遠回りを避けるには、電子工作の最初の1本はAWG22〜30を無理なく扱える細線向けの手動式を選ぶのが堅実です。